プロフィール

11:「正社員至上主義」卒業へ

正社員じゃないと価値がない」
正社員じゃないと娘として恥ずかしい」

 

そんな風に考えている両親の思考を
知っていたからこそ、
会社を辞めることは私にとって
手が震える決断でした。

正社員の肩書きを手放すことより
両親から嫌われることを畏れていたから。

 

そして退職を申し出たとき
上司からも言われました。

「会社を辞めたらいばらの道だ。
時給800円のアルバイトしか選択肢はない」と。

父も「そんなに現実は甘くない
と言いました。

つまり会社を辞める決断をしたとき、
両親、パートナー、会社の人誰1人
わたしが辞めることを

「良いこと」
「よく決断した!」
とは思っておらず、
思いとどまるよう諭してきました。

 

岡山の事務職の中で、ここまで
「ネームバリュー良し」
「お給料良し」
「福利厚生良し」
の会社がなかったからです。

 

辞めたあとの世界を
観たことがなかった私は、
周りのそんな言葉に不安しかなく、
気持ちがゆれていました。

それでも最後は
「この10年私は最高に
幸せな瞬間はなかった!

今と同じことをしていたら、
10年後に絶対後悔する自信がある!
だからここを離れても後悔しない!

そう決めて退職しました。

 

意を決して退職しましたが、
その1ヶ月後には
母が新しい仕事先を見つけてきて
「ここの会社よさそうよ」と言いました。
まさにドリームキラーとはこのことです。

でも、私はもう気づいていたのです。

今まで両親が望む人生を38年間生きてきて、
これこそが幸せだと教えられた道
を歩いてきて、
「なんとなく幸せだったけど、
なんとなく違うと思い続けてきた」

そして、
『最高に幸せと感じる瞬間に
一度も出逢えなかった
ことに。

 

このまま両親が望む道に戻った瞬間、
わたしはまた「自分を生きない人生」
になると分かりました。

だから何度も言いました。
「もう、わたしは自分の好きに生きたい」
「あなたと私の幸せは違う」

すると、父も母も言いました
「そんなにうまくいくはずがない」
「うまくいかなかったら正社員へ」

そんな両親の一言が、
私の心に火をつけます。

 

『あんな魚が死んだ様な
目をした人しかいない、
愚痴オンパレードの環境に戻るなんて、
考えただけでゾッとする!』

会社員・正社員という生き方に戻らない!
決意した瞬間でした。

 

my story12:「四柱推命との出逢い」へ続く